14歳 ~火垂るの墓~
恥ずかしながら32歳にして、初めてまともに「火垂るの墓」を観た。
毎年放送されているし、
多くの人に感動を与えた名作だということはもちろん知っていた。
恐らく私も目に涙を浮かべるのだろうと思ってラストまで観た。
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感想は、
「清太よ、もっとやれることがあったのではないか?」である。
正直、途中から清太に対してはムカつきの連続であった。
母の変わり果てた姿に大きなショックを受けたのかもしれない。
叔母の仕打ちに傷ついたのかもしれない。
しかし、一番大切に思っている妹・節子を守るためなら、
プライドを捨て叔母にへつらったとしても、
大したことではないはずだ。
父の生還だけを頼みの綱としていたのだろう。
しかし、自らの意地を通して妹を亡くし、挙句の果てに自らの生も諦め、死んでいく。
・・・「なんか納得できない」
節子の兄・清太への信頼の情が無垢に描かれればこそ、
私の中に何か納得のできない憤りが芽生えてくるのである。
■
私は戦争を知らない人間であるが、
戦争の一番の被害者は子どもたちであると思う。
しかし、この映画の節子を殺したのは清太ではなかったか、
という思いを捨てることができない。
私が戦時にいる14歳であったなら、
もっと違う行動を取っていたのではないか、
という仮想をせずにはいられなかった。
そんなのまったく意味がないのに。
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